腐敗国家日本:巨悪の創始は岩倉具視

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zoom RSS 「神殺しの日本」梅原 猛(著)より「神は二度死んだ」全文無断転載。

<<   作成日時 : 2007/06/24 21:54   >>

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悪の系譜:薩摩藩→(明治維新)→明治政府→大日本帝国→昭和後期の官僚→現代の官僚

 あなた方日本国民は、今こそ、この悪の系譜を断ち切らなければなりません。

「神殺しの日本」梅原 猛(著)
  朝日新聞社 2006 ¥1,260(税込) より
画像

「神は二度死んだ」全文無断転載。

> 神は二度死んだ

 ニーチェは、西洋の近代を神の死の時代と考えた。「神は死んだ。いや人間が神を殺したのだ」とニーチェはいった。ドスエフスキーもニーチェと同じような思想をもち、西洋の道徳がキリスト教を土台にしていたとすれば、神の死すなわち宗教の否定は道徳の否定になると考えた。
 そのような宗教と道徳を否定した人間の例が、彼の小説『罪と罰』における何の理由もなく老婆を殺害したラスコリニコフであり、『カラマーゾフの兄弟』における間接的に父フョードルを殺害したイワンである。ドスエフスキーは彼らのような神なき人間に満足せず、『カラ了ゾフの兄弟』において天使の如き無垢(むく)な宗教性の所有者、アリョーシャの活躍を書く予定をしていたのに、それが書けずに死んだ。私は、これは偶然ではなく必然であったと思う。神なき時代の人間の不幸は書けても、神を取り戻した人間の至福は近代人ドストエフスキーには書けなかったであろう。
                     
 最近日本でも、動機が金銭の強奪や嫉妬(しっと)、怨恨(えんこん)ではなく、殺人のための殺人というべきものが起こっている。私は若き日、ニーチェやドストエフスキーのこの思想に深く影響されたが、日本における神殺しについては何らの認識ももっていなかった。しかし日本のことを研究すること五十年にして、最近やっと日本における神殺しの実態を理解することができるようになった。
 近代日本において神殺しは二度にわたって行われた。近代日本が最初にとった宗教政策、廃仏毀釈(はいぶつきしやく)が一度目の神殺しであった。それは、仏教が明治維新という大事業を行うために何の役にも立てず、国学者及び水戸学者が唱えた尊皇攘夷(そんのうじょうい)思想が倒幕のイデオロギーになり、彼らが明治政府の中心部に入ったことによって起こった。
 そこで殺されたのは仏ばかりではない。神もまた殺されたのである。外来の仏と土着の神を共存させたのは主として修験道(しゅげんどう)であるが、この修験道が廃仏毀釈によって禁止され、何万といた修験者が職を失った。この従来の日本を支配した神仏を完全に否定することは、近代日本をつくるために必要欠くべからざることと思われたからである。福沢諭吉のような啓蒙(けいもう)思想家などもこの神々の殺害を手助けしていたことは否定できない。
 そして明治政府はこのように伝統的な神仏をすべて殺した後にただ一種の神々のみを残し、その神々への強い信仰を強要した。それは天皇という現人神(あらひとがみ)と、アマテラスオオミカミをはじめとする現人神のご祖先に対する信仰であつた。主として薩長によつてつくられた明治政府が天皇を神としなければならなかつたのは、一つには、先祖が神君(しんくん)として日光東照宮に祀(まつ)られる徳川氏を倒すためには神君以上の神が必要であつたからであろうが、もう一つには、そのような現人神という中心点をつくることによって、後進国日本が国民の全エネルギーを結集して一日も早く欧米諸国に追いつくためでもあった。
 この現人神への信仰にもとづいて作られたのが、教育勅語(きょういくちょくご)という新しい道徳であつた。教育勅語を起草したのは水戸学者、元田永ざね(ながざね)であるが、教育勅語にはかつての仏教や神道の道徳はほとんど含まれず、現人神への信仰のもとに、儒教道徳に近代道徳を加えたものが羅列されたにすぎない。このような道徳のもとに日本は西洋諸国に追いつき、その挙げ句、アメリカ、イギリスという世界の強国に対してあえて戦争を仕掛け、手痛い敗戦を経験した。
 この敗戦によって新しい神道も否定された。現人神そのものが、実は自分は神ではなく人間であると宣言されたことによって、この神も死んだ。三島由紀夫はこの神の死を嘆き、身をもってその神に殉ずるという悲惨で滑稽(こっけい)な劇で彼の人生の幕を下ろした。三島が第二の神の死のみではなく第一の神の死にも目を向けてくれていたならば、彼はドストエフスキー並みの作家になれたかもしれないと惜しまれる。
 このように考えると、日本は西洋よりもっと徹底的に神仏の殺害を行ったことになる。この神仏の殺害の報いは今徐々に表れているが、以後百年、二百年経(た)つと決定的になるであろう。道徳を失っているのは動機なき殺人を行う青少年のみではない。政治家も官僚も学者も芸術家も宗教心をさらさらもたず、道徳すらほとんど失いかけているのである。政治家や官僚が恥ずべき犯罪を行い、学者、芸術家も日々荒廃していく世の動きに何らの批判も行わず、唯々諾々(いいだくだく)とその時代の流れの中に身を任せているのは道徳の崩壊といわねばなるまい。
 最近、そのような道徳の崩壊を憂えて、日本の伝統である教育勅語に帰れという声が高まっている。しかし教育勅語はあの第一の神の殺害の後に作られたもので、伝統精神の上ではなくむしろ伝統の破壊の精神の上に立っている。私は、小泉八雲が口をきわめて礼讃(らいさん)した日本人の精神の美しさを取り戻すには、第一の神の殺害以前の日本人の道徳を取り戻さねばならないと思う。

以上、「神殺しの日本」より「神は二度死んだ」無断転載全文。

(The genealogy of Japanese evil : Satsuma-han --- (the Meiji Restoration) --- The Meiji government --- Imperial Japan --- Japan's postwar bureaucrats --- Japanese Parasite Maffia [Bureaucrats of Japan today])

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